【書評】ランニングする前に読む本〜体を動かすのにも、知識は武器になる〜
こんにちは、よっこです。
いきなりですが、皆さんはスポーツをする際、その分野の知識の重要性について考えたことはありますか?
私の部活動歴はというと、中学時代はバレーボール部、高校時代はサッカー部に所属していました。
スポーツの上達論についてはいろんな意見があると思いますが、私の学生時代はとにかく反復練習をして、体を動かしながらコツを掴んでいくという練習方法を取っていました。
ただ私はあまり運動神経がいい方ではなかったので、スタメンになることもできず、
悶々とした学生生活を過ごしていました。
今となって思うのは、なぜそのスポーツの専門書などを読んでこなかったのかということです。
というのは、まず上達したかったらプロスポーツ選手の動きを研究するべきだし、どういった筋肉が必要とか、ライバルはどういう練習をしているのかリサーチしたりとか、俯瞰して自分の足りない所を埋めていくという作業が必要だと思います。
何が言いたいかというと、スポーツするにも、頭の良さが必要なんだなということに気づいた今日この頃です。笑
ということでランニングに始めたということもあり、今回は田中 宏暁さん著の「ランニングする前に読む本」を読んでみました。
本の構成
第0章 この本の効果的な使い方
第1章 走るための基礎知識<理論編>
第2章 走るための基礎知識<実践編>
第3章 ランニングとダイエット
第4章 ランニングの生理学
第6章 レースのコンディショニング
第7章 ランニングと健康
この本はビギナーから上級者まで、全てのランナーを対象にしているような内容になっています。各ランナーのレベルに応じて、読む章が変わってくるというような構成になっていました。
しかし私のレベルですと第4章になって急にミトコンドリアやらアデノシン三リン酸など化学用語が出てきてちんぷんかんぷんになってしまいました。笑
この本で得たこと
この本で提唱されているのがスロージョギングという走法です。膝や心臓への負担を減らせるだけでなく、消費カロリーはウォーキングの2倍。また著者もスロージョギングでフルマラソンの自己ベストを出せたのだとか。スロージョギングのコツは大きく二つあります。
フォアフット着地
・ランニングスピードはピッチ(1秒間の歩数)とスライド(1歩の距離)で決まる。
・かかと着地ではなくフォアフット着地(足指の付根で着地)が正しい着地法。スライドではなくピッチを稼ぐ意識。
・顎をあげる。顎を引かずに走ると脚が伸びやすくなる。脚が伸びると地面を押しやすくなる。
にこにこペース
・息を切らさず笑顔でおしゃべりができる上限のスピード。
・にこにこペースとは「乳酸がたまらない速度」。乳酸が蓄積しないので、ガソリンに相当するグリコーゲンを節約してランニングすることができる。
・マラソンの疲労の原因は、”ガス欠”、つまりグリコーゲンの消耗。脳はグリコーゲンをエネルギー源としているので、それが不足すると「疲れた」と感じる。
まとめ
ランニングの理論を理解することができたので、あとは実践して感じたことや記録の変化も発信していきます。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました♪