YOKKO's Blog

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【勉強法】LinuC202〜陥りやすい失敗例〜

こんにちは、よっこです。

 

今月LinuC202(ver4.5)を受験し、無事合格することができたました。1月に受験し一度落ちてしまったのですが、二度目の受験でなんとか受かりました。

 

ネットでもLinuC202は難しいなどの意見もよく見かけるため、今回は落ちてしまった際に行なっていた勉強方法と、どう改善して合格できたのかを共有したいと思います。

 ※2021年4月以降は完全にver10.0に移行するそうですが、勉強の取り組み方や向き合い方は通ずるものがあると思うので、参考にして頂ければと思います。

 

〜目次〜

 

 勉強期間&勉強方法

受験した頃の私のスペックと勉強方法をまとめるとこんな感じです。

エンジニア歴:9ヶ月

保有資格:LinuC101&102、CCNA、LinuC201

 

受験1回目 

勉強期間:11月初旬〜1月初旬

参考にした教材:

Ping-t(有料学習サイト)

700問ほど選択式問題があるので全問金状態(3回連続正解)にした後、模試を繰り返します。模試は20回ほど繰り返しましたが、正答率は85%ほどまでしか上がりませんでした。

 

・あずき本

一周目→軽く目を通す程度で読み進める。全体の雰囲気を掴むイメージ。

二周目→Ping-tの解説で分かりにくかったところを重点的に時間をかけてじっくり読む

三周目→各主題における設定方法を重点的に目に焼き付ける

 

・スピードマスター

一周目→Ping-tとの出題のされ方に焦る

二周目→一周読み切るのにはそんなに時間は掛からなかったですが、やはりPing-tを重点的に行なっていたので問題を覚えていくつもりで読んでいました。

 

 スコア:取得得点507点/合格ライン520点

不合格になって気付きましたが、Ping-tの問題をただ覚えてしまっているだけで、問題文が変わると太刀打ち出来ませんでした。仮想環境でコマンドを打つなどもあまりしてこなかったので、教科書内の知識をどう使うかという発想が欠けていたと思います。

 

受験2回目

スコア:取得得点573点/合格ライン520点

勉強期間:1月中旬〜2月初旬

参考にした教材:

Ping-T(有料学習サイト)

・あずき本

・スピードマスター

 

教材は一回目と変わらず上記3つ。前回の反省を活かし、実践して効果的だと思ったのがPing-tのコマ問(記述式問題)です。試験本番では全60問のうち3問ほどしか記述式の問題は出ませんでしたが、選択式の問題に向けての記憶定着にかなり役立ったと感じました。

コマ問は問題数も多く、最初はなかなかハードに感じますが、選択式と違い正確に答えを回答しなくてはならないため、問題文を覚えてしまうという状態を防ぐことができます。コマ問を解くことでPing-t模試の正答率も上がり、95%前後は安定して出すことが出来るようになりました。

 

スコア:取得得点573点/合格ライン520点 

Ping-Tとあずき本、スピードマスターはかなりやり込んだのですがそれでも見たことがないコマンドや設定が登場しました。前回と同じ問題は5~6問ほど出ていたと思います。参考書などの問題を解いていく上で、正解の答えだけを覚えるのではなく、その他の選択肢はなぜ不正解なのかという視点も持ち合わせながら問いていくと、見たことがない設問にも対応できるようになっていくのではないかと感じました。

 

 

初学者が陥りやすい罠3選

1.一周目からじっくり取り掛かる

最初から分からないところで詰まってしまうと時間だけが経ってしまうため、一周目は軽く流すだけでOK。すべての勉強に言えると思うのですが、まずは素早く全体感を掴み、そこから残りのスケジュールで逆算していくことが大切だと思います。イメージとしてはペンキを色んな方向から何度も塗っていくように勉強することで理解が深まっていくと思います。

 

2.参考書の問題を暗記してしまっている

LinuC202は暗記量がかなり多く、設定方法やコマンドを暗記することは重要です。ただ参考書などを繰り返し読むことで問題文ごと覚えてしまうと、少し出題の仕方が変えられれば全く歯が立ちません。不正解である選択肢にも目を向け、どう間違っているかというところまで見るようにしましょう。

 

3. 受かることが目的になっている

私自身も陥りがちですが、試験に合格しても実務で使えなければ何の意味もないと思います。まずは合格してしまって、その後実際に使っていくことで理解を深めていくのも良いと思いますが、最初から実務でどう使うかという観点で勉強していく方が理解も深まりやすいですし、参考書などで見たことがない問題に出くわしても柔軟に対応できるようになるのではないかと思います。

 

最速で受かりたいなら

 

まずは自分の実力を測る意味でも、Ping-t模試の正答率95%前後を目指しましょう。受験日1週間前にこの水準に達しているとベター、むしろここでようやく合格ラインに乗るかどうかの水準だと思います。

 

あとは参考書上だけではなく、仮想環境でコマンドを打ち込んで実際に設定画面を見てみるとより記憶が定着していくと思います。

 

私は結果として一度落ちてしまいましたが、この記事を読んでいただいた方には是非私の失敗を活かして一発で合格して頂ければと思います。